【会社の】

こんにちは！司法書士の大畠伊万里です。

 

 

今回は、会社の設立登記のご相談をいただいたお話です。

 

「自分で会社を始めようと思って・・・色々調べたけれど初めてのことで不安なんです。」

 

私は個人事業主ではありますが、４年前の開業当時はワクワクドキドキしたことをよく覚えています。

皆さんの期待と不安の気持ち、よくわかります。

 

新しいことを始めるために、今はインターネットやYouTubeなどで、皆さん本当にご自身でよく調べてご来所いただきます。

そのような姿勢を拝見すると、少しでも力になれればな、と気が引き締まります。

 

ざっくりとした株式会社設立の流れはこのような感じです。

 

　①設立の日を決める

　　会社は、設立の登記申請をした日がお誕生日になります。

　　そのため、土日祝日などは設立の日にすることはできません。

　　この日を目標に、会社の内容を決めたり書類を集めたりしていきます。

　　

　②会社の内容を決める

　　会社の名前、本店所在地、事業目的、役員構成、出資者、資本金、決算期・・・

　　新しい会社を作るわけですから、決めなければならないことはたくさんあります。

　　もちろん、設立後に変更はできますが、手続きに余計な手間と費用がかかります。

　　当事務所では、チェックシートを使用して、ご相談しながら内容を決めていきます。

　　

　③定款の作成

　　②を基に、定款を作成します。

　　また、この時までに出資者や役員になる方の個人の印鑑証明書を取得していただきます。

 

　④会社の印鑑を作る

　　会社の名前が決まったら、会社の実印となる印鑑を作成します。

　　素材や字体などによっては、案外日数がかかることもあります。

　　おすすめの印鑑屋さんのご紹介も可能です。

 

　⑤出資金の振込み

　　②で決めた出資金を振込みします。

　　この通帳の銀行名・支店・口座番号・口座名義人・振込がわかる部分のコピーを提出していただきます。

 

　⑥書類の押印

　　設立登記に必要な各種書類に押印をいただきます。

　　③の役員と出資者のご実印と印鑑証明書、④の会社のご実印が必要です。

　

　⑦公証役場で定款認証

　　⑥の書類が揃ったら、当事務所から公証役場へ定款認証の依頼をします。

　　現在は、TV電話での定款認証も可能なため、本店が遠隔地でも問題ありません。

 

　⑧会社の設立登記

　　①で決めた設立日に、登記申請をします。

　　本店所在地の法務局への申請となります。

　　こちらも、オンライン申請に対応しているため、遠隔地の登記申請も問題ありません。

 

　⑨登記簿謄本や印鑑証明書など納品

　　⑧から１週間ほどで設立登記が完了します。

　　当事務所で新しくできた会社の謄本や印鑑証明書を取得し、定款などと共にご返却いたします。

 

　

このように、設立時には決めることも動くこともたくさんあります。

そのため、打合せ～登記申請まで１ヶ月くらい、スピード対応で１週間くらいでしょうか。

 

また、設立時の登記費用は、

　〇登録免許税１５万円（資本金の額による）

　〇定款認証３～５万円ほど（資本金の額による）

　〇司法書士報酬１０万円

と概ね３０万円前後です。

 

会社を設立されたい方は、是非一度いまり司法書士事務所にお問い合わせください。